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STORY 04

回り道をして、多くの学びを得た

高校2年生 根岸 孝次さん

Profile

プロフィール

兄の影響で小学4年生からロボットプログラミングを始める。
現在は高校の物理部に所属し、より高度なロボットプログラミングに挑戦中。

Work

作品

  • One-handed agri
    兼業農家(父親)のコメ作りを支援するためにAIを用いたシステムの開発
  • 2021-2022 サッカーロボット
    ブラシレスDCモーターを用いた自立型ロボット

Index

エムセップ イノベーションラボのサポーターとの出会い

高校で物理部に入った際に、顧問の先生から紹介してもらいました。

思い入れのある作品

「2021-2022 サッカーロボット」は初めてゼロから作ったロボットなので印象に残っています。ブラシレスDCモーターという特殊なモーターを使ったため、制御に苦労しましたが、それが逆にいい経験として頭に残っています。

制作の背景

高校の物理部に入ってから、サッカーロボットを作ってみたいと思っていました。
いざ作り始めたらどんどん楽しくなってきたので、全国を目指して本格的に制作をするようになりました。

制作のプロセス

ロボットプログラミングは計画を立てても、予想外のことが起きてうまくいかないというのが9割方だと思っています。そこで、設計したり構想を練ったりする期間に、実務チームメンバーにロボットの基礎的な部分をつくってもらっていました。すべての工程を同時並行ですすめて、何が起きても対応できるように、手を動かしながら考えていました。

苦労したこと・こだわったこと

そこまで高いコンピュータは使えないので、安くて性能の低いコンピュータでどれだけブラシレスDCモーターを細かく制御できるかをこだわりました。正弦波駆動をデジタル処理する際に、できるだけ滑らかにすることで効率よくモーターを駆動させています。
手探りでつくったので回り道はしましたが、その分いろんなことを当時に学ぶことができたと思います。制作の途中で何回も煙を出しましたが、その分安全面について学ぶことができました。大変ではありましたが、得たものは大きかったと思いました。

今後の展望 Outlook

実はより良いプログラミング教育をするためのロボット教材を開発していています。
今のプログラミング教育で不足していると感じたことや、ロボットの開発を通して見えてきたことを活かして教材を作っています。
今後はロボットをつくる中で得た知識を、自分のものとして使うだけでなく、後輩や自分と同じようにロボットをつくっている人に向けて共有できたらなと思っています。